cmuxtools

Mac で動かしている Claude Code を、外出先のスマホから見て、指示を出せるようにするツールです。 電車の中で「作業が終わりました」の通知を受け取り、返答を読んで、次の指示を送れます。

1. できること

できること説明
作業完了の通知Claude Code の返答が終わると、スマホに通知が届きます。
返答を読むやり取りの内容をスマホできれいに読めます。
次の指示を出すスマホから文章を送ると、Mac の Claude Code に届きます。
実行前の確認外出中だけ、危険な操作の前に「許可しますか?」と聞いてくれます。
複数の作業を管理同時に動いている複数のセッションを一覧で切り替えられます。
メンテナンス操作更新・診断などを、英語のコマンドを打たずにボタンで実行できます。

Mac の電源は入れたままにしてください。 このツールは Mac で動いている Claude Code を遠隔から見るものなので、Mac が動いていないと使えません。 ふたを閉じたままでも動きますが、電源につないでおく必要があります

2. 必要なもの

Tailscale は、自宅の Mac とスマホの間だけに専用の通り道を作る仕組みです。 インターネットに公開されるわけではないので、他人からは見えません。

3. 導入手順(Mac)

1

Tailscale を入れる

tailscale.com/download から Mac 版を入れて、ログインします。 同じアカウントでスマホにも入れてください。

2

HTTPS を有効にする

Tailscale の管理画面で、証明書の発行を1回だけ有効にします。 これを忘れると通知が届きません。

login.tailscale.com/admin/dns →「HTTPS Certificates」→「Enable」

3

cmuxtools を入れる

git clone <リポジトリのURL> cmuxtools
cd cmuxtools
npm install
npm run build
4

セットアップ(1コマンド)

./bin/cmuxtools.mjs setup

これだけで、必要な設定・常駐サービス・通信経路がすべて用意されます。 Mac を再起動しても自動で立ち上がります。

5

スマホと接続する

./bin/cmuxtools.mjs pair

QRコードと6桁の番号が表示されます。次の章に進んでください。

4. スマホの設定

1

Safari で開く

Mac に表示された https://〇〇.ts.net の URL を Safari で開きます。

2

ホーム画面に追加する

共有ボタン(□に↑)→「ホーム画面に追加」。

この手順は省略できません。 iPhone は、ホーム画面に追加したアプリにしか通知を送れない仕様です。 Safari のタブのまま使うと、通知が一切届きません。

3

ホーム画面のアイコンから開く

Safari を閉じて、追加されたアイコンから起動します。

4

6桁の番号を入力する

Mac に表示されている番号を入力すると接続完了です。番号は10分で無効になります。 切れてしまったら、Mac で pair をもう一度実行してください。

5

通知をオンにする

画面上部の「お知らせをオンにする」を押して、iPhone の確認で「許可」を選びます。

5. 使い方

作業中のセッション一覧

Mac で動いている Claude Code が一覧で表示されます。状態は3つです。

作業中Claude が考えたり作業したりしています。
待機中あなたの指示を待っています。
確認待ち許可が必要な操作があり、止まっています。

指示を送る

セッションを選んで、下の入力欄に文章を入れて「送信」。改行を含む長い文章もそのまま送れます。

在席中 / 外出中

画面右上のボタンで切り替えます。

在席中確認なしで実行されます。Mac の前にいるときはこちら。
外出中ファイルの変更などの前に、スマホに確認が届きます。

Mac の画面がロックされると自動で「外出中」になります。手動で切り替えることもできます。

メンテナンス(🔧)

更新や診断を、ボタンで実行できます。「確認するだけ」の操作は何も変更しません。 「変更をともなう操作」は、実行前に内容が日本語で表示され、あなたが許可するまで始まりません。

6. サポートを受ける方(お客様向け)

担当者のサポートを受ける場合、担当者から次のような1行が届きます。

cmuxtools link https://〇〇.ts.net ABC12345

Mac のターミナルにそのまま貼り付けて実行してください。それだけで登録は完了です。

登録しただけでは、まだ何も共有されません。 実行すると「何が共有され、何が共有されないか」が表示されます。 実際に共有を始めるかどうかは、スマホの画面で「共有を開始する」を押したときです。

共有されるもの・されないもの

共有されます共有されません
・プロジェクト名
・作業中かどうか
・経過時間
・困っていそうな状況
・プログラムの中身
・入力した文章
・ファイルの内容
・コマンドの内容

共有中は画面上部に常に表示され、いつでも「停止」を1回押せば止まります。 送られている内容そのものも「内容を見る」でいつでも確認できます。 完全にやめる場合は cmuxtools unlink を実行してください。

7. 安全性について

やめておいたほうがよいこと。 Tailscale の「Funnel」機能は使わないでください。インターネット全体に公開されてしまいます。 このツールが使うのは、非公開の「Serve」のほうです。

8. うまくいかないとき

通知が届かない

「Mac に接続できません」と出る

セッションが一覧に出てこない

状態を確認したい

cmuxtools doctor    # 全体の診断
cmuxtools status    # いまの状態